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【医師監修】おでこが広いと思ったら?はげとの見分ける5つのポイントと改善方法など徹底解説

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生え際が後退しておでこの薄毛が進行すると、顔の印象も大きく変化します。そのため、薄毛の進行によって自信を失ってしまったり悩んだりする方も多いでしょう。

しかし、おでこのはげは早めの対策を取ることで、改善を見込める症状の一つです。

本記事では、おでこはげの主な原因や見分けるためのポイント、そして効果的な対策方法について詳しく解説します。さらに、おでこはげの種類とその違いについても合わせて紹介します。

自身に変化を感じている方や薄毛に悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

この記事の監修者
松澤 宗範先生

青山メディカルクリニック
院長 松澤 宗範

URL:https://amclinic.tokyo/

■診療科:形成外科、美容外科、美容皮膚科

■経歴
2014年 近畿大学医学部 卒業
2014年 慶應義塾大学病院初期研修
2016年 慶應義塾大学病院形成外科入局
2016年 佐野厚生総合病院形成外科
2017年 横浜市立市民病院形成外科
2018年 埼玉医科総合医療センター形成外科・美容外科
2019年 銀座美容外科クリニック 新宿院院長
2020年 青山メディカルクリニック院長

■資格・所属学会
・国際抗老化再生医療学会
・日本抗加齢医学会
・日本形成外科学会
・日本性機能学会
・日本アンチエイジング外科学会
・日本細胞外小胞学会​
・日本がん免疫学会
・日本免疫治療学会
・日本NKT細胞標的治療研究会​
・点滴療法研究会
・遅延型フードアレルギーと過敏症研究会
・日本コロイドヨード研究会
・日本医学脱毛学会

この記事でわかること!

おでこはげ(M字はげ)の症状とは

おでこはげとは、おでこの生え際が薄くなり段々と後退していく症状です。症状が進行すると生え際がM字に見えることからM字はげと呼ばれるケースもあります。

左右の生え際が後退しているのに対して、中央の生え際が後退していなければ、M字はげの可能性が高いでしょう。M字はげは放置していると、段々と中心部分の生え際まで後退していきます。

前頭部の生え際と頭頂部の薄い部分がつながると、U字はげに進行してしまいます。U字はげになると、薄毛がかなり目立ってしまうため、左右の生え際が後退してきた段階で対策を取ることが大切です。

 

おでこはげを見分ける5つのチェックポイント

おでこの広さは、生まれつき個人差があります。そのため、おでこはげを見分ける際は、以前と比較して髪がどのように変化したかで確認することが大切です。

それぞれチェックポイントについて、確認していきましょう。

髪が細くてコシがない

薄毛を発症すると、髪が十分成長する前に抜けてしまい、細くてコシのない髪が増えます。生え際の髪の太さが、以前と比べて細くてコシがないと感じるのであればおでこはげの前兆であるかもしれません

そのため、普段の抜け毛に細い毛が多い方は、注意が必要です。しかし、髪の太さやコシが以前と異ならないようであれば、単純におでこが広いだけで薄毛は発症していない可能性も高いでしょう。

前髪の生え際が後退してきた

おでこはげを発症すると、前髪の生え際が段々と後退していきます。そのため、以前と比べて前髪の生え際が明らかに後退していると感じる場合は、薄毛が進行しているといえるでしょう。

以前との違いがわからない方は、生え際の写真を撮って、定期的に見比べてみるのがおすすめです。生え際の後退が進んで頭頂部とつながってしまうと、薄毛をカバーするのが難しくなるため、気になった段階から自身でできるケアを始めるようにしましょう。

髪の質感が柔らかい

髪の質感が柔らかいと、薄毛を発症している可能性があります。髪の太さと類似する点がありますが、髪が十分に成長できていないと髪が細くなり、髪質が柔らかくなってしまいます

また、髪質が柔らかくなると、髪のボリュームも少なくなったと感じるケースも増えるでしょう。強くて硬い髪の毛が減ってきた場合は、早めの対策が大切です。

抜け毛が以前より増えた

髪の毛は一定のヘアサイクルによって、毛が成長したり抜けたりを繰り返すのが特徴です。薄毛を発症すると、このヘアサイクルが狂ってしまい、毛が成長する期間が短くなります。

結果として、成長した髪が早く抜け落ちるため抜け毛が増加します。そのため、以前と比べて抜け毛が増えたと感じる場合は、薄毛が進行しているといえるでしょう。

洗髪時や朝起きた際に抜け毛が多い場合は、特に要注意です。

産毛が多くある

ヘアサイクルが乱れると、抜け毛と同様に産毛も増加します。これは、太くて強い毛になる前に成長が止まってしまっているためです。太い毛が抜けてしまうと、相対的に産毛の割合が多くなり、髪の毛のボリュームが減ったように感じます。

そのため、髪の毛に産毛の割合が増えたり、抜け毛に産毛のような細くて弱い毛が増えていたりする場合は、ヘアサイクルの乱れが起きている可能性が高いでしょう。

 

おでこはげになる7つの原因

おでこはげになる原因として考えられるのが、主に以下の7つです。薄毛になる原因を知ることで、適切な対処ができるようになります。それぞれの原因について詳しく確認していきましょう。

生活習慣や食生活の乱れ

食生活の偏りや栄養不足は、髪の成長に悪影響を与えます

特に、タンパク質や亜鉛などのミネラルが不足すると、髪の毛の成長が阻害されるため、ミネラルは髪にとって欠かせない栄養素の一つです。また、糖質も重要な栄養素であり、不足すると体内のタンパク質がエネルギーに変換され、消費されてしまいます。

ほかにも、生活習慣の乱れも薄毛の原因となります。髪の成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されるため、睡眠不足は薄毛の天敵です。薄毛に悩まないためにも、バランスの取れた食事や十分な睡眠を日頃から心がけるようにしましょう。

過度なストレス

過度なストレスは、自律神経が乱れる原因です。自律神経が乱れると副交感神経への移行が滞り、交感神経が優位な状態が長く続きます。

交感神経が優位で緊張状態が続くと、血行不良が起こるため、頭皮に必要な栄養素が送られにくくなります。その結果、健康的な髪の発育に悪影響を及ぼし、薄毛を誘発する可能性が高くなるでしょう。

また、過度なストレスは睡眠不良やホルモンバランスの乱れも引き起こすため、日ごろからストレスを溜め込まないように注意することが大切です。

運動不足

運動不足の方は、全身の筋肉が衰えてしまっているケースが多いでしょう。全身の筋肉量が少ないと血流が悪くなり、必要な栄養が頭皮まで届かなくなります

結果として、頭皮環境が乱れて健康的な髪の発毛を阻害してしまいます。そのため、定期的な運動で血流を滞らせないようにすることが大切です。

また、適度な運動はストレス低減にもおススメです。筋力トレーニングのような強度の高い運動が苦手な方は、ウォーキングのような手軽な運動から始めてみるとよいでしょう。

親族からの遺伝

親や祖父母に薄毛の方がいると、自身も薄毛になりやすいといわれていますが、これは間違いではありません。薄毛の原因となるジヒドロテストステロンの生成が行われやすい体質は、遺伝によって引き継がれるためです。

ジヒドロテストステロンが、男性ホルモンレセプターと結合すると、ヘアサイクルの乱れを引き起こします。ヘアサイクルが乱れると、髪が成長する前に抜け毛が起こるなど、薄毛を加速させる要因となります。

このように、遺伝によって薄毛の発症リスクは異なるため、親族に薄毛の方がいる場合は、早めの対策が肝心です。

頭皮環境の悪化

頭皮は、健康的な髪を発毛するための土台です。そんな頭皮の環境が乱れると、抜け毛が増えたり、かゆみやフケが発生したりとさまざまな悪影響を及ぼします。そのため、頭皮環境は常に整えておかなければいけません。

運動不足やストレスによる血行不良や、紫外線から受ける刺激、間違ったヘアケアによる外的要因など頭皮環境が乱れる原因はさまざまです。日々の習慣の中に頭皮環境を乱す行為を行なっていないか、一度見直してみましょう。

紫外線の影響

健康的な発毛に大切な頭皮環境は、紫外線の影響を受けて悪化するケースがあります。

紫外線を長時間浴びていると、頭皮が火傷のような症状を起こし、炎症や乾燥の原因をつくります。そのため、日差しの強い日は帽子を被ったり日傘をさしたりするなどして、紫外線対策をしっかり行うことが大切です。

また、紫外線以外にもシャンプーの洗い残しや、パーマ・カラーを繰り返すような外的要因によって頭皮環境は悪化するため、日頃から頭皮に大きな負担をかけている方は、薄毛を発症しやすいといえるでしょう。

AGA(男性型脱毛症)の発症

おでこはげは、AGAやFAGAといった脱毛症の発症が原因となっているケースも多いでしょう。AGA(男性型脱毛症)は、成人男性特有の脱毛症で、男性ホルモンのテストステロンが影響して薄毛を発症します。薄くなっていく箇所は個人差があり、さまざまなパターンがあります。

AGAやFAGAは、主に40代や50代の壮年期によく見られる症状ですが、20代から発症するケースも少なくありません。また、これらは進行性の脱毛症のため、医薬品を使用した治療が必要です。

症状が現れた段階で、専門のクリニックで相談するようにしましょう。

 

今日からできる!おでこはげの改善方法5つ

おでこはげは、放っておくとどんどん症状が進行してしまうため、気が付いた段階での早めの対処が大切です。そんな、おでこはげを改善するためには以下5つの方法を試してみるとよいでしょう。

どの方法が効果的かは、自身の薄毛の原因によって異なります。しかし、すべて薄毛の改善に大切なので、できる範囲から取り組むようにしましょう。

頭皮環境を改善する

発毛を促す土台づくりには、頭皮環境の改善が必要です。頭皮環境が整った健康的な頭皮では、細胞の新陳代謝が活発になるため、薄毛の改善や予防効果を期待できます。

特に、間違ったヘアケアは、頭皮環境を悪化させる要因の一つです。シャンプーの洗い残しがあったり、整髪剤をつけたまま寝てしまったりすると、汚れが毛穴に詰まって頭皮が炎症を起こしてしまいます。

また、過度な洗髪も頭皮に最低限必要な皮脂を取り除いてしまうため、皮脂を過剰に分泌させてしまう原因となります。しかし、市販のシャンプーでは洗浄力が強く、皮脂を余計に落としてしまう可能性も捨てきれません。必要な皮脂は流さずに洗浄できる発毛シャンプーを利用するのもおすすめです。

頭皮に良い習慣を身につけたり、正しい頭皮ケアを行ったりして、薄毛の改善や予防を行いましょう

頭皮マッサージを行う

頭皮マッサージには、主に以下のような効果があります。

  • 血行の促進効果
  • 毛穴詰まりの改善効果
  • リラックス効果

頭皮マッサージは、これらの効果によって頭皮環境の改善が見込めます。しかし、マッサージによって直接的な発毛効果を得られるわけではなく、得られるのはあくまで発毛の土台をつくる頭皮環境の改善効果です。

それでも、頭皮環境が悪いと薄毛が進行してしまうため、隙間時間を見つけて取り組んでみるのもよいでしょう。

ストレス発散する

過度なストレスは、薄毛の原因となる血行不良を引き起こします。そのため、ストレスを溜め過ぎる前に適度に発散しなければいけません。

主なストレス発散方法は以下のとおりです。

  • 趣味に没頭する
  • 新しいことを始めてみる
  • 運動をする
  • しっかりと休養を取る
  • 友人や家族と会話する

しかし、ストレスの原因が環境にある場合は、その環境から離れる決断も大切です。例えば、職場の人間関係に悩んでいる方であれば、思い切って転職するなどストレスの元を断つことで、一気に状況が好転する場合もあります

そのため、自身に合った方法でストレスを発散したり、ストレスから逃れる行動を取ったりするようにしましょう。

規則正しい生活習慣にする

生活習慣が乱れている方は、規則正しく健康的な生活習慣を心がけることで、おでこはげを改善できるかもしれません。

食生活に関しては、発毛に良いとされるタンパク質や亜鉛を積極的に摂取しましょう

成長ホルモンの分泌量が減ると、健康的な髪の量が減ってしまうため、睡眠面は質の良い睡眠を意識することが大切です。

ほかにも、運動不足を改善するなど、一度自身の生活習慣を見直してみましょう。

AGAクリニックで受診する

AGAを発症しているかどうか心配な場合は、AGA専門のクリニックを受診して治療を開始しましょう専門のクリニックなら、薬を使った治療も取り扱っているため、効果的な改善が見込めます

AGAの進行を遅らせるためには、「プロペシア」や「ザガーロ」と呼ばれる治療薬を服用します。この際、薄毛が進行している場合は、発毛を促進する効果のある「ミノキシジル」を併用しましょう。

これらの治療薬を欠かさず服用することによって、生活習慣の見直しなどだけでは改善できない脱毛症でも治療を行えます

松澤 宗範先生
松澤先生

育毛は時間がかかるプロセスであり、続けることが大切です。また、バランスの取れた食事を摂り、十分な睡眠をとり、ストレスを軽減することが大切です。薄毛が気になり出したら早めにクリニックで医師の診察を受けることをお勧めします。

自由診療治療につきましては健康保険などの公的医療保険が全く使えないため、治療費が高くなります。
また一部の自由診療については医療費控除の対象となる診療もございますがAGA治療においては容姿を美化し、容ぼうを変えるなどの目的要素が強いため医療費控除の対象外になります。

参考:確定申告の基礎知識(freee医療費控除ヘルプ)より

 

「M字はげ」「U字はげ」「O字はげ」の違い

薄毛は、はげ方の特徴によってそれぞれ呼び方が異なります。続いては、薄毛で一般的である「M字はげ」「U字はげ」「O字はげ」の特徴について見ていきます。

自身がどのタイプの薄毛に当てはまるのか、確認してみましょう。

M字はげ:前頭部から後退する

M字はげとは、生え際である前頭部から段々と後退していく症状です。生え際が剃り込んだようになり、M字型に見えるのが特徴です。

M字はげの断定は難しいですが、以前よりも生え際が後退している感覚がある場合や、生え際の毛が産毛のように細くなっている場合は、M字はげが進行している可能性があります。

しかし、生まれつき生え際がM字のようになっている場合もあるため、現在の状態ではなく、以前と比べてどのように変化したかで確認するようにしましょう。

U字はげ:全体的に後退する

U字はげは、M字はげが進行した状態で、生え際が全体的に後退するのが特徴です。上から見ると、額がUの状態で薄くなっているように見えることからU字はげと呼ばれます。

M字はげやO字はげと比べても薄毛の部分が広範囲に及ぶため、ここまで薄毛が進行してしまうと髪形などで薄毛をカバーすることは難しいでしょう。

また、U字はげになるとサイドと後頭部しか髪が残らないため、薄毛の印象がより強くなります。そのため、U字はげになる前に薄毛の対策を取ることが大切です。

O字はげ:頭頂部から広がる

一般的には、つむじはげやてっぺんはげとも呼ばれるO字はげは、薄毛の部分がOの形をしていることから呼ばれるようになりました

頭頂部の毛量が薄くなり、どんどんと薄毛の範囲が円周上に広がっていくのが特徴です。また、女性よりも男性の方が多い薄毛のタイプです。

つむじ部分は、ほかの箇所よりも地肌が見えやすい場所でもあります。しかし、頭頂部の頭皮が明らかに透けて見えてしまっている場合は、O字ハゲを発症している可能性が高いでしょう。

 

まとめ

今回は、おでこはげを見分けるポイントや改善方法について紹介しました。おでこの広さは、生まれつき個人差があるため、おでこが広いからといって一概に薄毛であるとは言い切れません。

しかし、以前と比べておでこが広くなったと感じる場合や、柔らかくて弱い毛が増えたと感じる場合は、薄毛が進行している可能性が高いでしょう。薄毛は生活習慣の見直しによって改善できる場合もありますが、AGAのような脱毛症を発症している場合は、専門のクリニックで治療しなければ改善は見込めません

そのため、現在薄毛で悩んでいる方は、一度クリニックを受診してみるのがおすすめです。クリニックで効果的な治療を受けて薄毛を改善できると、失った自信を取り戻して、豊かな人生を歩めるようになるでしょう。

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この記事を書いた人

薄毛に悩む方に向けて、おすすめのクリニック紹介やAGAに関する話題をお届けしています。
AGAで気になる疑問や知識などの情報を医師の監修の元、編集部独自の視点で執筆、編集をしています。
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AGA・薄毛お役立ちコラム
Midashinami for AGA
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