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おでこが広くなったり、つむじ周辺の頭皮が見えてきたり、隠すか改善するかでお悩みの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、薄毛にまつわる以下の情報をまとめて解説しています。
- ヘアサイクル
- 薄毛の原因
- 薄毛のセルフチェック
- 薄毛予防の5つの習慣
- 薄毛になったらどうするか
薄毛に悩む方や、最近髪の量が減ったような気がするという方は、是非最後まで読んでいってくださいね。
この記事でわかること!
薄毛とは髪が細くなりボリュームがなくなった状態のこと
薄毛とは、髪の毛質が細くなったり、量が減ってしまったりした状態のこと。毛質が細くなり、本数が変わらないまま薄毛になるパターンと、毛の本数が減って薄毛になるパターンがあります。
男性の場合、20歳を超えると徐々に頭髪が薄くなる人が多く、これを「男性型脱毛症(AGA)」と言います。
毛母細胞が萎縮し髪の成長がストップすることで、本来の寿命より早く髪が抜け落ちてしまうのが男性型脱毛症の症状です。女性の場合も、加齢、生活習慣、ホルモンバランスなどが原因で、若い人でも薄毛になることがあります。男女問わず、薄毛に悩む方は少なくないのです。
薄毛のパターン
薄毛には主に3つのパターンがあります。
前髪から後ろに向かって脱毛が進行する前頭型、つむじ周辺から脱毛が広がる頭頂型、おでこからM字型に脱毛が進行し、前髪あたりだけ残ってしまうM型です。
薄毛のパターンは人によって様々ですが、頭頂とおでこは初期に気付きやすいエリアなので、普段から気にかけておくと良いでしょう。
髪の寿命は約5年!成長に大切な3つのヘアサイクル
髪の寿命は平均して約5年です。毎日0.3ミリ程度ずつ伸び続け、だいたい5年程度で髪は自然に抜け落ちていきます。髪は発毛から脱毛までに成長期、退行期、休止期の3つの時期があり、常にこのヘアサイクルを繰り返しながら生え変わっていきます。
成長期|生えはじめから成長が止まるまで
成長期は、生え始めから成長が止まるまでの期間のことです。ヘアサイクルのうち、最も長い期間を指します。成長期には早期、中期、後期があり、全体で2~6年の成長期を構成しています。
早期成長期で毛の成長が始まり、中期成長期では毛球が大きく、毛が太くなっていきます。後期成長期では毛が更に太くなり、皮下組織に達し、その後移行期、退行期へ。
毛髪は、毛乳頭の周りにある毛母細胞によって作り出されます。成長期は、毛母細胞が分裂、増殖する期間であり、成長期が長いほど髪は長く成長していきます。
薄毛の場合は成長期が短く、成長期がわずか数か月~1年になってしまうため、早く毛が抜け落ちてしまうのです。
退行期・移行期|成長期から休止期に移るまでの間
成長期を終え、それ以上伸びなくなったら退行期・移行期。2~3週間で、毛髪の成長が止まっていく期間です。毛乳頭の活動が弱まり、毛球部と呼ばれる毛の根元の膨らんだ部分が萎縮し徐々に小さくなります。
休止期|毛が自然に抜け落ちるまで
休止期は、毛根の位置が浅くなり、新しい毛に押し出されて毛が抜けていく時期です。
髪を洗ったりブラッシングしたりする程度の軽い力で、古い髪の毛は自然に抜け落ちます。
髪の本数を平均の10万本で考えると、自然な脱毛では1日あたり50~100本程度が通常の脱毛です。150本以上の脱毛が続くようなら、異常脱毛と言えます。
【5つの原因】薄毛を引き起こす要因
薄毛には大きく5つの原因があります。
それぞれ詳しく解説します。
血液の流れが悪くなる
髪の毛の成長には、毛細血管を経由して補給される栄養分が不可欠です。
血流が悪いと、毛細血管からの栄養補給が上手くいかず毛が成長しづらくなり、髪が細く頼りないものになってしまいます。血流を良くすることで十分な栄養を送ることができ、ハリやコシのある元気な髪を育てられるようになります。
男性ホルモンの影響
遺伝的に男性ホルモンの影響を受けやすい人もがいます。毛の成長は毛乳頭細胞の分裂によって起こるものです。
男性ホルモンの影響によって毛乳頭細胞の分裂が抑えられると、毛髪の成長をストップさせてしまうため、薄毛に繋がります。
また、男性ホルモンが毛乳頭の受容体に結合すると脱毛の指令が出されるため、これもまた薄毛を促進させる原因になり得ます。遺伝的、また体内のホルモンバランスによる薄毛はセルフケアが難しく、クリニック受診での改善がおすすめです。
皮脂が分泌されすぎる
皮脂が通常より多く分泌されることで、毛穴の詰まりや皮膚炎を起こすことがあります。
毛穴詰まりや皮膚炎によって髪の成長が阻害される場合があり、薄毛の促進に繋がってしまうため注意しましょう。毎日の入浴できちんと頭皮の清潔を保つことで改善が見込めます。
カラーや紫外線などの外的要因
カラーやパーマなどの刺激の強い薬剤は、頭皮環境の悪化に繋がることがあります。部分的な炎症を引き起こすこともあり、髪の成長を阻害してしまうことも。
また、日常生活で避けられない紫外線も長時間あびつづけると頭皮にダメージを与えます。特に夏場は、強い紫外線により頭皮の環境が悪化しやすい季節なので気を付けましょう。その他の外的要因としては、石油系シャンプーやワックスなどの整髪料が挙げられます。カラー剤などの薬剤、整髪料については頻度を減らしたり、使用後はきちんと洗い流すことが大切です。
紫外線については帽子で防ぐこともできますが、蒸れると頭皮が炎症を起こすことがあるので気を付けましょう。
AGA(男性型脱毛症)
皮膚科などで目にする「AGA」は、日本語では「男性型脱毛症」と言います。最近では「MPHL」と呼ばれることもありますが、どちらも同じ症状を指す言葉です。
AGAは男性ホルモンと遺伝が関連する脱毛症全般を指し、抜け方にはパターンがあります。特に頭頂部と前頭部に脱毛症状が現れやすく、ヘアサイクルのうち成長期が通常より極端に短いため、毛が抜けるまでの期間が短いことが特徴です。
発症すると髪のハリやコシがなくなり、毛が細くなっていきます。その後少しずつ毛が抜けて減っていくため、進行途中で気付く方も多いです。
【かんたんチェック】薄毛を判断する方法
自分が薄毛なのか、素人目に判断するのは意外と難しいものですし、もしかしてと思っても認めたくない方も多いのではないでしょうか?
ここでは、自分でできる簡単な薄毛チェックリストをご用意しました。
- つむじを中心に広範囲の地肌が見える
- 毛が細くなった(ハリ、コシが減った)
- 髪のボリュームが減り、ぺたんとしている
- 額が広くなった
- 抜け毛の量が多くなった
- 側頭部と頭頂部、前髪の毛質が違う
1つでも当てはまったら薄毛と判断して良いでしょう。20代から薄毛が進行する場合もあるので、年齢を問わず心配な人は早めに予防や対策を打つのがおすすめです。
薄毛予防ができる5つの方法
薄毛が進行する前に、できる限りの予防をしておくのも大切です。薄毛予防には、以下の5つを意識して生活するようにしましょう。
それぞれ詳しく解説します。普段の生活で意識してみてくださいね。
バランスの良い食事をする
髪の成長について、実は特定の良い食べ物はありません。
タンパク質、鉄、亜鉛、ビタミン、ミネラルなどをバランスよく摂取し、髪の成長に必要な栄養をしっかりとれる食事を心がけましょう。肉類、豆類、魚、海藻などがおすすめです。
「わかめが髪に良い」というのは、ミネラルを豊富に含むためそのように言われることもありますが、わかめは髪の成長に大切な栄養素を旨く摂取するのにおすすめ、ということです。
また、特に女性は過度なダイエットなどで食事量が減り過ぎるなどの心配があります。カロリーだけではなく、栄養バランスを意識した食事で健康的な体づくりを目指してください。
生活習慣の改善
不規則な睡眠やお酒の飲み過ぎ、喫煙などは体への悪影響はもちろん、髪にも悪影響を及ぼします。
特に、夜間は髪が良く伸びる時間帯と言われているため、薄毛対策の鍵となります。生活リズムを整え、夜間はしっかり睡眠を取り髪に優しい生活をしましょう。
丁寧に髪の手入れをする
髪を守るために欠かせないのが、丁寧なお手入れです。
とは言え、頑張り過ぎてゴシゴシ洗ったり、刺激の強い薬剤を使ったりするのは返って髪や頭皮にダメージを与えてしまいます。
前提として、肌や髪質に合ったシャンプーを使うこと。その上で、以下の手順で毎日のお手入れをしましょう。
- 手やブラシで髪を解く
- 熱すぎないお湯で、頭皮をマッサージしつつ埃や汚れを流す
- シャンプーを泡立てながら髪を洗う
- お湯でしっかりすすぐ(シャンプーが残らないように注意)
- リンスやコンディショナーを使って髪の表面をコート
- 髪を乾かす(熱によるダメージを避けるため、ドライヤーは15cmほど離す)
基本的には上記で終わりですが、更に育毛剤などを使う場合は用法を守って頭皮に塗布し、マッサージしながら揉み込みましょう。
ストレスをためない
社会生活や家庭など原因は様々ですが、精神的なストレスは髪の大敵です。ストレスによる自律神経やホルモンバランスの乱れにより、頭皮の血流が低下すると、毛根に栄養が届かなくなってしまいます。適度な運動やリラックスできる時間を確保して、ストレス発散をしましょう。
毎日頭皮を清潔にする
頭皮は皮脂分泌が盛んな部位です。洗わずに放っておくと、過剰に分泌された皮脂に汗、埃、フケが付着して混ざり、雑菌が繁殖しやすくなります。
雑菌の繁殖から皮膚炎が起こり髪の成長に悪影響を与えることがあるので、頭皮は毎日洗って常に清潔に保つようにしましょう。
薄毛は「セルフケア」か「クリニック受診」で対策!
薄毛になってしまった場合、セルフケアかクリニック受診で対策を取りましょう。
軽度な薄毛や初期であればセルフケア、重度な薄毛であればクリニック受診がおすすめです。
軽度な薄毛はセルフケア
「もしかして?」「なんとなく…」という、初期や軽度の薄毛の場合はセルフケアでも改善が見込めます。
薄毛予防ができる5つの方法でお伝えしたような習慣を見直し、髪に優しい生活を心がけることが大切です。
セルフケアをしていくうちに、髪全体にハリやコシを感じ始めたら改善の兆し。継続して元気な髪を取り戻しましょう。
また、薄毛のケアに使われるミノキシジルのローションは市販されているので、ドラッグストアや通販で購入してみるのもおすすめ。ただし、肌に合わない場合はすぐに使用を中止してください。
セルフケアで改善できない場合や、市販薬で異常が起きた場合は早めにクリニックに行くようにしましょう。
2重度な薄毛はクリニックを受診
人に見られたくない程に毛が減ったり、広範囲の毛がなくなってしまったりといった重度の薄毛は、セルフケアよりもクリニック受診がおすすめです。専門家の力を借り、サポートを受けながら改善していきましょう。
薄毛治療では、対応する薬を継続して使用することで育毛、発毛を促します。その他、毛母細胞へのレーザー照射で発毛を促すレーザー治療もありますが、症状や適性によって医師が判断します。
ただし、薄毛治療は長期に渡る継続が前提です。薬の服用中のみ持続する効果を受けられるため、治療をやめてしまうと高確率で再び薄毛に戻ってしまうことを覚えておきましょう。
女性もまずは医師に相談!薄毛に悩んだら病院へ
薄毛は男性に多い悩みと思う方もいるかもしれませんが、女性でも薄毛に悩む方は少なくありません。薄毛は老若男女問わず、様々な要因で起こる症状なのです。
特に、ヘアアレンジを頻繁にする方や髪をきつく縛ることが多い方は薄毛になりやすく、悩む女性が多いもの。
薄毛治療をおこなっているクリニックは、男性専門、女性専門、プライベートクリニックなど様々なタイプがあります。薄毛専門クリニックでなくとも、美容クリニックや皮膚科などで治療を受けられることも多いため、人目が気になる方はそういった場所を選ぶと良いでしょう。
中にはオンライン診療を受けられるクリニックもあるので、探してみてくださいね。薄毛が気になったり、悩んでいる方は是非クリニックでの診療を受けてください。
まとめ
薄毛とは、男女問わず髪の毛質が細く薄くなったり、毛量が減ったりすることで頭皮が見えてしまうことです。通常のヘアサイクルより短期間で髪が抜けてしまう異常脱毛の症状が出ている場合、セルフケアやクリニック受診が大切。状況に合わせて早めに対応しましょう。
薄毛の原因としては、血行不良、男性ホルモンの影響、外的要因、AGA、皮脂の過剰分泌などが挙げられます。
生活習慣や食べ物に気を付けるとともに、正しい髪の毛のお手入れをすることで薄毛の予防や対策ができます。自分だけでのケアが難しく感じる場合は、クリニックで医師の管理サポートを受けるのもおすすめです。
セルフケアを心がけつつ、それだけでは改善が見込めない場合はクリニックを受診して薄毛治療を受けてみてくださいね。
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